フロントブレーキフルード交換

 

 

 マスターシリンダーの小窓から見えるフルードが減ってきているため継ぎ足しました。(本来減ることは無い)

 マスターシリンダーのカバーを開けてビックリ。真っ黒だ〜

 たぶん一度も交換していないのだろう・・・

 

 と言うことで、急遽、フルード交換することにしました。

 @マスターシリンダーの蓋を開けておきます。

 

 Aブリーダーバルブ8mmのメガネレンチをかけ透明なホースをつなぎます。

  私は金魚用のシリコンホースを使用しています。柔らかく透明だからです。

 

 Bブレーキレバーをゆっくり握ったり放したりを10回くらい繰り返し最後にレバーを握ったままブリーダーバルブをほんの少し緩めます。

  いっぱい緩めるとバルブからエアが入ってしまいます。

 

 Cするとレバーが軽くなり、ホースから古いフルードが押し出されますのでバルブを閉めます。

  バルブを閉めるまでレバーを戻してはいけません。

 

 BCの作業を透明なホースのフルードが新品になるまで繰り返します。

 

 D数回繰り返すと、マスターシリンダーのフルードが少なくなってきますので新品のフルードを継ぎ足していきます。

  くれぐれも空にならないようにします。

 *バイクは車と違ってマスターシリンダーが大きくないため微妙な量しか排出されませんがB〜Dの作業を何度も繰り返します。                     

 新しいフルードは黄色い半透明な液体です。

 全量交換して アッパーレベルの線のところまで継ぎ足して完了

 

 ちなみにレバーの握っている感じが軽くなったらエアーを噛んでしまっています。

 この場合エア抜きをしなければなりません。

 エア抜きですが@〜Dの作業を繰り返しレバーを握ったり放したりしながらシリンダーやホース、キャリパーをコンコン叩くとシリンダーからエアーがポコポコ出てきます。

 レバーの握りが硬くなる(手応えがでる)までこの作業を繰り返します。

 シリンダーからエアも出ず手応えが出てきたら、再度B〜Dを繰り返しホースにエアーが出てくるまで同じ作業を繰り返します。

 フルードはLWRレベルより下がってはいけません。

 ちなみに、フルード液は強い酸性ですので塗装面に付くと変色したり色落ちしますので、垂れたら水雑巾等で拭き取ります。

 今回、車で余っていたカストロールDOT4をいれました。

 ダイヤフラムを元通りセット

 カバーをねじ止めして完了です。

 最後にブレーキクリーナー等で垂れたフルード液を除去します。

 

 今回カバーをレッドにスプレーしてみました。

 

 走行前に、必ずブレーキが効くか確認してください。

ブレーキフルードを交換するだけでは、基本的にブレーキが強化することはありませんが

今回ばかりは、ブレーキタッチが向上しました。更にブレーキの効きも良くなりました。かなり劣化していたということか?

今までの感じでブレーキを握るとフロントがロックしそうです。じゃっくないふになりそう