タイヤ交換 〜リア編〜

50ccクラスのスクーターはリアタイヤが命です。

1. 駆動系はリアにあり

2. 重心も極端にリアにあります。

 

メタボな人や著しく加速する車体は、 大変負担がかかっていると思われます。

 

タイヤ側面や溝にクラックが入ってきているし、磨り減っているので交換したいと思います。

 

タイヤ交換は慣れてしまえば15分くらいで交換できます。

ちなみにバイクは車のようにオート●ックスみたいなショップが無いため

バイク屋さんなどでタイヤ購入+交換することになり

タイヤ工賃込みで6500〜7500円かかってしまいます。

最低でもバールがあれば、交換は自分でもできます。

工賃を考えれば、もうワンランク上のタイヤを装着することもできます。

 

 

 

1.タイヤ交換前準備

 

タイヤサイズはなぜか2本をチョイス

ダンロップD306 100/90-10と3.50-10です

純正は90/90-10 (幅90mm 扁平率90% ホイール10インチ)

タイヤサイズ 全幅 外径
90/90-10 ノーマル 89mm 419mm
3.50-10 95mm 444mm
100/90-10 101mm 435mm

3.50-10の場合 全幅+6mmですので片側3mm広くなりますが干渉無く装着できそうです。

100/90-10の場合、全幅+12mmですので片側6mm広くなりますので、チャンバー、クランクケースなどに干渉する恐れがあります。

今回100/90-10が履けるか試すために2本チョイスしました。

また外径が大きくなるためフェンダーに干渉します。

若干ですが最高速が伸びると思われます

*リア側のタイヤサイズを変更してもスピードメーターは狂いません。

 

まず新品のタイヤは初めから型崩れ防止のダンボールが入っているがビードが狭くなっています

後でビードを入れやすいように ダンボールでビードを広げておきます。

数時間〜1週間も放置しておけばビードは広くなっています

 

 

 

 

 

2.タイヤ外し

 

まず、車体からホイールタイヤを取り外します。

ムシはずしムシに引っ掛けてまわすと取れ ます。

取れた瞬間、エアが一気に出ますので虫を無くさないように

ちなみに ムシはずしはバルブタイプで150円でした。

 

ビードを落とします。

ある意味 タイヤは交換の一番の難関かもしれません。

ビードブレーカーというビード落とし専用工具があるくらいですから。

といってもビードを足で踏み、ちょっとジャンプすればビードは落ちるでしょう。

 

反対のビードも落とし、バールでちょっと こじればタイヤとホーイルが簡単に外れます。

レバーは15インチ375mmあります。長いと力が軽くてすみます。

 

付いていたバルブは割れていたので、交換します。

ついでに、このアルミホイールはバルブとホイールの間が狭くエアーを入れるのが困難ですのでバルブをL型に変更します。

もう使わないバルブは切り裂いて外します。

新しいバルブは押し込めむとはまります。

 

 

 

 

3.タイヤはめ込み

 

タイヤには、左画像のようなマークが付いています。

バランスを合わせるため、このマークとバルブの位置を合わせます。

また、ローテーションマークと走行方向は合わせましょう

ホイールにビードを手で徐々に入れていき、入らなかくなったらバールを使ってはめ込みます。

ビードワックスが無いため、オイルスプレーで代用します。

オイルスプレーはゴムを劣化させますので、あまり使用しないほうがいいそうです。

ここまでは簡単に、はまると思います。

裏側は、バールを2本使って徐々に入れていきます。

最後のほうは、どうやっても入らないため、入っているほうのタイヤを踏みビードをホイール側に寄せます。

そうすると はまっていないほうのビードに余裕が出ますので、レバーを使って入れ込みます

ビードがホイールセンターによっています。

ビードが全て入ったらムシを入れて、ガソリンスタンドで一気に圧縮空気をいれるとパンパンいいながらビードが上がっていきます。

ビードワックスを塗っていないと、ビードが上がってきません。

どうしても上がらないときは、タイヤを弾ませながら空気を入れてみましょう。

 

 

 

.干渉チェック

 

タイヤとチャンバーですが、2mmくらいのクリアランスがあります。

高速走行ではタイヤが歪みますので干渉するかも

とりあえず走行時に干渉はしていないようでした。

 

フェンダーも干渉するため高さを上げ干渉しないようにしました。

とりあえず フェンダーははずしています。

100/90-10タイヤでもギリギリ 履けるのが分かりました。

3.5-10タイヤがもったいない。

 

 

インプレッション

タイヤが大きくなった恩恵として最高速が5km/h以上延びました。

まだまだ延びそうですが慣らし中ですので・・・

低速トルクは犠牲になっていないようです。

また、乗り心地が良くなりました。