プーリーとトルクカムの関係
駆動系変速器のプーリーとトルクカムの関係を知ることで最高速を狙うようにします。
アイドリング付近 |
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プーリーとフェイスは開いています。 ウエイトローラーは中心側に位置しています。
トルクカムとフェイスはセンスプの圧で閉じています。 トルクカム側のベルトは外側まで行っています。 トルクカムの溝のピンは外側までずれます(斜め溝) 斜め部分での再加速はキックダウンする為、 スムースに加速していきます。 |
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最高速状態 |
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ウエイトローラーは遠心力で外側に移動し プーリーとフェイスは閉じています。 プーリー側のベルトもプーリーから 若干はみ出れば最高速がでるようになります。
トルクカムとフェイスは開いています。 トルクカム側のベルトは内側まで行っていますが 中心まで行くとベルトにグリスが着いてしまいます。 トルクカムの溝のピンは内側までずれます(平行) 平行部分での再加速はキックダウンしない為 エンジン回転が落ち鈍くなります。
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低速を改善する方法 |
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プライマリー側をローギア化すれば低速がトルクフルになります。 1案 プーリーボスを延長させベルトを中心までずらせばボーギア化されます。 2案 プーリーのランププレートと合わさる部分を削り込みます。 |
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最高速化 |
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プライマリーのハイギア化と セカンダリーのローギア化すれば超最高速が狙えます。 プライマリー側は最外側に移動したベルトを 更に外側へ移動させるため プーリーまたはフェイスの合わせ面を削ることで ベルトを押し出してあげます。 セカンダリー側はベルトを更に中心に移動させるように 最高速側のトルクカム溝を削りフェイスが開くようにさせます。 ただし、削りすぎやベルトの磨耗は厳禁です。 |
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最高速からの再加速改善 |
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トルクカム溝が平行だと センスプの影響をモロに受けますので キックダウンできず回転が落ち スムースに加速できなくなります。
平行部を斜めにすることで センスプの影響を逃がし キックダウンさせ再加速が スムースに出来るようにします。 |
ここで駆動系で大切な部品を忘れていませんか?
そうエンジン側のプーリーとタイヤ側のトルクカムを繋ぐベルトです。
ベルトは長いものもあれば短いものもある。
また、削れて細くなりもする。
この差が分かれば更なる最高速が狙えます。
短いもの
プーリーとフェイスが閉じていてもプーリーの最外側に移動しきれない為、最高速は狙えません。
長いもの
プーリーとフェイスが閉じているときプーリーの最外側まで移動でき、最高速が狙えます。
細いもの(削れ)
プーリーとフェイスが閉じていてもプーリーの最外側に移動しきれない為、最高速は狙えません。
ベルトの幅が1mm細くなると最高速が5km/h落ちると言われています。
太いもの
プーリーとフェイスが閉じているときプーリーの最外側まで移動でき、最高速が狙えます。
と言うことは
短くて細いベルトは、まったく最高速が狙えなくなります。
短くて太いものは、それほど最高速が狙えないでしょう。
長くて細いものも同様 それほど最高速が狙えないでしょう。
長くて太いものは、もっともプーリーの最外側の端までいくことになり最高速が狙え ると思われます。
ベルトの幅が1mm減ると最高速が5km/h下がるといわれています。
最低限ベルトの劣化や減りは、よく注意しておきましょう。