トルクカム改造

 

クラッチアッシー内にトルクカムが内蔵されています。

ZXのトルクカム溝はへの字に曲がっています。

斜めになっているところは再加速時キックダウンし回転が落ちないようになっていますが

平行になっている部分はキックダウンしません

 

この平行の変速溝を斜めにすることで再加速時をスムースにさせるようにします。

といっても、トルクカムは非常に高価な部品です。

また、純正ジョルノクレアのトルクカムを使用する手もありますが若干最高速が落ちるようです。

と言う事で、ZX純正トルクカムを改造することにしました。

 

まずクラッチアッシーを外しセンタースプリングまで外します。軽量クラッチ参考

センスプの受け皿(シールカラー)をハンマーとマイナスドライバーでこじりあけます。

ただし、トルクカムにOリング着いていますので無理にこじると切れてしまいます。

シールカラーを外すとグリスがたっぷりです。

トルクカムの溝に刺さっているピンは3個です。ラジペンで軽く抜けます。

トルクカムのアイドリング状態です。

中速までは斜めの部分を行ったり来たりします。

トルクカム溝の最高速状態です。

最高速付近では平行の部分に移動しています。

 

ZXのトルクカム溝です

分かりズらいですが平行部分を若干 斜めに削りました。

焼きがはいっている為、普通のやすりでは削れません。

ダイヤモンドファイルで削るかリューターで削りましょう。

今回、アイドリングから最高速まで完全に斜めにしませんでした。

逆の手順で組みます。

組む際は、グリスをたっぷり塗ります。

ちなみに、二酸化モリブデン入りを使うのが良いでしょう。

若干ですが最高速からの再加速がスムースになったようです。

もう少し、斜めに削ったほうがよさそうです。

 

ZX純正トルクカム溝

 

最高速域からの再加速は溝が垂直方向に移動します。

最高速からの再加速は鈍くなります。

市販されているトルクカム溝

 

アイドリングから最高速まで斜め方向に移動します。

どの領域でも再加速時にキックダウンします。

 

ZXのトルクカム溝 改1

最高速からの再加速を改善する為 若干斜めにしています。

ZXのトルクカム溝 改2

 

最高速からの再加速のピックアップを良くする為、もう少し斜めにする予定。